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朝田沖陽の さがしもの、おとしもの
Asada Okiyo's Lost and Found


上野千鶴子『近代家族の成立と終焉 新版』(岩波書店、2020年)
上野を読むことにした理由 上野は、信田がたびたば引用し、家族と国家の共謀について考えるきっかけになった著者である。移民についての考え方に問題があってフェミニズムとして古いというイメージがあったし主張に飛躍がある印象もあったが、きちんと読んだことがなかったので貴重な機会だと思ったし、『近代家族の成立と終焉』だったら信田の本では前提とされている近代家族について学ぶことができそうだと考えた。 上野を読んで 信田が書いていることの言い換え、より一般的な言い方をいくつか得て、母娘問題というマニアックでスキャンダラスなテーマを、家族のかたちとケアの所在という誰もが当事者であるトピックのなかに位置付けることができた。 この書籍を「卑屈の倫理学」の大きなテーマに位置付けると、以下になる。 ★ 家制度、結婚と権力。洗脳。語らせない仕組み。 ・「暴力」とイシュー化、想起と語り、歴史解釈までのタイムスパン ・加害者ケアとは。加害者の語り。 ・回復の技、力。被害者の語り。 ・語らせない空間づくり、語れる空間づくり。部屋、壁、町のレベルまで。 *****目次とメモ****
2月8日


信田さよ子『家族と国家は共謀するーーサバイバルからレジスタンスへ』(角川新書、2021年)
まえがき ポストフォーディズムとしての母。現代の母親の役割を遡るとポストフォーディズムがある。「母親の(支配の)行為をもっともよく理解できるのがポストフォーディズムという視点」(p.8)。「ポストフォーディズムでは、即応性が高く、即興的判断ができ、状況や空気を読んで距離を自在につくることが求められる。これは、家族において長年母親が遂行してきた役割・態度そのものではないだろうか。家族関係をつなぎ留め、子どもの成長や教育の責任を一手に引き受け、近所の人間関係や学校の保護者会でも適応を図る。[…]多くの企業や地方自治体の窓口対応は、ソフトな語り口によって選択可能性を提示し、それを選んだのはあなたであり責任はあなたにあります、という論理に貫かれている。家族における母親の支配・管理と、社会全体に瀰漫(びまん)するソフトな自己責任追及の空気は似ていないだろうか。」(p.13)母の典型的な発言。「あなたのために」「あの塾がいいって言ったのは自分でしょ?」これがポストフォーディズム社会の態度に似ている、と信田は指摘する。 *母のポストフォーディズムは柔軟性とか臨
1月2日
2025年10〜12月のさがしもの、おとしもの
自分でチケットを予約して演劇を観に行くことができた。 過去何年もできなかったことだ。 展示 ・at 建築博物館ギャラリー内+中庭「あとち」 リンク ・ 中西凜 個展「-Recipe for sheep Child-」 リンク ・「 六本木クロッシング2025展:時間は過ぎ去る わたしたちは永遠」 リンク ・ 井原宏蕗展「nested in nature」 リンク ・ 井上修志「VS」 リンク 公演 ・Shakespeare's Wild Sisters Group × 庭劇団ペニノ 『誠實浴池 せいじつよくじょう』 リンク ・ フェイ・ドリスコル 『Weathering』 リンク ・ 藤田一樹 「暫定的に分身」 リンク ・恵比寿のPOSTでの演奏会 ・ ハンダ・ゴテ・リサーチ&ディベロップメント 『第三の手』 リンク ・「 galajapolymo 6th one-man live "Thank you Koen-Dori Classics!!" guest 東郷清丸」 リンク 映画 ・『ジュリーは沈黙したままで』 リンク
1月1日
映画『私たちが光と想うすべて』
All We Imagine As Light 監督 パヤル・カパーリヤー cf. 長編ドキュメンタリー映画『何も知らない夜』 「世代や境遇、性格も異なる三人の女性の共通点は、ままならない人生に葛藤しながらも、自由に生きたいと願っていること。はじめは分かり合えなかった三人が、互いを思いやり支え合っていく。そこにあるのは声高な共闘ではなく、ただ相手の存在を "認める"という温かな視線。」 「…街を彷徨いながら小さなカメラで撮影した映像と録音した環境音をドラマに組み合わせるという、ドキュメンタリー経験者ならではのテクニック」 (パンフレットより引用)
2025年10月26日
2025年1〜9月のさがしもの、おとしもの
ナイストライの9ヶ月。 とにかく、習慣化、しゅうかんか… 展示 ・at 庭園美術館「そこに光が降りてくる 青木野枝/三嶋りつ惠」 リンク ・at ハラカド Material Learning Farm リンク ・at 森美術館「マシン・ラブ」 リンク ・第3回刑務所アート リンク ・Wolfgang Tillmans, "Nothing could have prepared us – Everything could have prepared us" リンク ・Richard Avedon, "In the American West" リンク ・at Grand Palais, "Art Brut" リンク ・at Musée d’Art et d’Histoire de l’Hôpital Sainte-Anne (MAHHSA), " L’invention d’une écriture" リンク ・ナイル・ケティング「Blossoms – fulfilment」 リンク 映画 ・『壊れた夢』(Broken Dreams) リ
2025年10月25日
2024年6〜12月のさがしもの、おとしもの
あいまいな義務にあまりにも飲み込まれた下半期。 展示 ・ Tokyo Contemporary Art Award 2022-2024 受賞記念展 リンク ・「石川順惠、西條茜」 リンク サエボーグ「I WAS MADE FOR LOVING...
2025年1月3日
2024年1〜5月のさがしもの、おとしもの
下がったり、少し戻ったりしながら飛ぶように5ヶ月が過ぎた。 1日の過ごしかたを時間割にして、1週間のうちに確保すべきセルフケアをタスクリストにした。 翻訳 ・詩を2篇 公演 ・向井山朋子ピアノコンサート「Imaginal Peace」(リンク) 1曲目 Strumming...
2024年6月1日
あなたとわたしで問いを囲む #2
とあるワークショップに参加することになって、初日を迎えるまえに考えたこと ▶︎手持ちの道具 写真(チェキ) 絵(落書き) 映像(いちどきり) おどり(気分にまかせて) ことば(書きたい) 拓本(興味あり) いまいつもまだまだもうずっと 町のうごき ▶︎素朴な疑問 ・歩行...
2024年6月1日
あなたとわたしで問いを囲む #1
とあるワークショップに応募するために書いた作文から一部抜粋 わたしは、「期待」というキーワードを手がかりに、歩行という空間体験の高揚感について、試行錯誤して取り組んでいる。遠くの山から足元の石ころまで、からだにはさまざまな距離感覚が常に同時発生する。普段の散策において「期待...
2024年6月1日
食べるということ#3 きゅうりピクルス
買うもの ・きゅうり 2本 ・粒こしょう 10粒 <調味液> ・ミツカン穀物酢 おおさじ5 ・砂糖 おおさじ5(グラニュー糖で代用するなら、おおさじ7) ・塩 おおさき1/2 作りかた ミツカンのウェブサイト https://www.mizkan.co.jp/ouchire...
2024年3月10日
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