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2023年9月のさがしもの、おとしもの

  • 朝田沖陽 / Asada Okiyo
  • 2023年10月9日
  • 読了時間: 3分

生活の手綱、と書かれたメモが手元に残っていた。


◆レイヤー

日帰りの遠出が重なり、夜も出かける用事が続くなど、中旬まではフットワークが軽い日が続いた。行ったことがないところに行ったり、友人と食事をしたり、これからやりたい企画について相談する機会があったりと、個人的なコミュニケーションが充実していた。気分の面では、睡眠を最優先させたり、その日の問題意識に合う本を選んで外出したりと、自分の調子に自覚的に過ごすことができたと思う。一方で、体への意識は弱く、具体的な改善案が必要そう。

労働の面では、判断基準を言語化することを心がけることの大切さを失敗から学ぶこととなった。基礎的に立場を捉え直す機会もあったせいか、展望を、時間的にも空間的にも広げる時間を取りたいと思う。


先日、ダンサーの伊藤郁女(かおり)さんがストラスブール・グランテスト国立演劇センターのディレクターになったときの話をひとから聞いた(参照)。10年分のプログラム案を出す公募の審査だと知って、自分も考えてみようと思った。調べてみたら、自分が10年前にロザンヌで偶然観に行ったダンス公演のひとであることがわかった。Théâtre Vidy-Lausanneという劇場だ。一人旅を計画しているときに日本人ダンサーによる公演があることを知って、トラムで劇場のある湖のほうへ下りていったことを覚えている。たくさんの線のなかで踊るのを観て、舞台美術とのデュエットとして身体表現が位置付けられていることと、舞台美術が驚くものだとしてもダンサーの表現力を邪魔していないことに高揚してモーテルまで帰ったのを覚えている。なんとか検索して以下の動画を見つけた。


  Plexus (by Aurélien Bory for Kaori Ito) 動画リンク


場づくりにおいては、基礎的な活動のリズムが春先から整ってきている。課題が生まれたときに立て直したり、新しい展開に向けて何かを試したりする時間も習慣化したいが、良い状態が続いていると思う。自分自身で考えを練る時間を取れれば、相乗効果で場づくりも充実させることができることは明らかだが、さまざまな理由で一番犠牲になりやすいのもまた自分の知的営みの時間だとわかった。生活整備や労働が優先され、その皺寄せがあることに加え、精神的な落ち込みがあると、緊急メンテナンスに入るため、せっかく予定をいれずにおいた週末でも潰れてしまう。


◆トピック

自分自身の時間が取れていないとはいえ、トピックによって課題は異なるので、短絡的に低評価を下すのは禁物。身体表現については、インプットが少なく、映像でも良いから作品鑑賞する時間を作りたい。一方、読書は習慣化できているのにアウトプットが習慣化できていないせいでスタックしているという課題もある。空き時間があれば試してみたいチャンスもあるし、新たな研究課題を得たトピックもあるから、停滞しているわけではないと思う。


◆手法

自分のメンテナンスは、定着していることとそうでないこととの差が激しく、身体的疲労や気遣いに負けていることが浮き彫りになっている。場づくりは課題がすぐに明確にできるので取り組みやすい。忙しくても考え続けられたトピックと、簡単に隅に追いやられたタスクとがあり、理由は不明だが、なにか足枷になっているものを継続的に探す必要があるかもしれない。


・展示 「ワールド・クラスルーム」森美術館(リンク

・展示 Soh Souen個展「Your Body is the Shoreline」√K Contemporary(リンク

・お祭りの手伝い

・展示 「風景:いる/みる/みえる」(リンク

・展示 「田中舘亜美漆芸展ーのびみのりー」ギャラリー田中(リンク



 
 
 

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