あなたとわたしで問いを囲む #1
- 朝田沖陽 / Asada Okiyo
- 2024年6月1日
- 読了時間: 1分
とあるワークショップに応募するために書いた作文から一部抜粋
わたしは、「期待」というキーワードを手がかりに、歩行という空間体験の高揚感について、試行錯誤して取り組んでいる。遠くの山から足元の石ころまで、からだにはさまざまな距離感覚が常に同時発生する。普段の散策において「期待」が宿りやすいのは、たとえば2階の窓、あるいは数メートル先の道角、細くて暗い階段など、触れるほど近くなく、しかし窃視できるほど無関係ではないところである。窓を開けて住人が顔を出すかもしれない、どんなひとだろう。ずっと気になっているこの道、今日は通り過ぎずに入ってみようか…。次の展開への期待感は、予兆と呼ぶほど強くはないが、歩くなかでくりかえし立ち現れる。
これまで、言葉、写真と映像、ドローイング、そして身体表現を通して、歩くなかで身体が受け取ったものを記録しようと試みてきたものの、その一歩先、「キュレーション」の段階への踏み込みが課題になっている。いろいろな点が浮かんでは弱々しく瞬くものの、線で結んで星座を描くために必要な手の動かし方を本講座に参加してつかみたい。
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